――本作はストーリーなどは設定されているのでしょうか。
ロズ・ドイル氏(以下、ドイル氏):ストーリーやカットシーン、エンディングなどはありません。ゴールドブロックやツールを集めて「マスタービルダー」になり、長い旅を楽しむのが本作の目的となります。
――ゲーム序盤から色々なステージを選べるのでしょうか。
ドイル氏:ゲームを開始すると、まずは3つのスターターマップでプレイすることになります。「海賊」「火山」「キャンディランド」の3箇所が用意されており、ここで基本的な遊び方を学びます。その後、LEGOワールドの宇宙を探索できるようになります。マップは様々なテーマがあり、それぞれ自動生成されます。都度マップが生成されるので、無限の数のマップがあります。
――本作はオンラインマルチプレイに対応していますが、マップが共有されるということですか。
ドイル氏:ひとりのプレイヤーがホストとなり、もう一方のプレイヤーと共に同じマップで遊ぶことが可能です。
――もし自動生成されたマップが気に入った場合、同じマップへ再度訪れることは可能ですか。
ドイル氏:マップの保存は可能です。お気に入りとして残して、また訪れることができます。なので、例えば自身で色々な建物を作ったマップに友達を呼んで、建物を壊したりしても、また復元することも可能になっています。
――お気に入りのマップをアップロードして、他のプレイヤーに共有することは可能ですか。
ドイル氏:現在その機能はありません。
――三井さんは、リアルなレゴではできない、ゲームならではレゴの要素はどういうところだと感じますか。
三井淳平氏(以下、三井氏):気に入った点が2つありました。地形の編集が良いですね。「ここの地形を盛り上げたい」といったときに、簡単にできるのはゲームならではですね。私みたいなビルダーが何時間もかけてやっている作業が、操作ひとつで簡単にできるのは楽しいところです。
もうひとつはコピー機能です。私みたいに実際にブロックを使って作ったりする場合、例えば「同じものを100個作る」みたいなものも作業時間がかなりかかりますが、ゲーム内ではすぐにコピーができますからね。
――ゲームを始めて、プレイヤーが「こういうものを作りたい」と思ったときに、まずは何からやればよいと思いますか。
三井氏:まずは平面から作っていき、徐々にブロックを足していくのがよいと思います。少しずつ立体化していくことで、徐々にイメージが膨らみますので。実際のブロックだと、それぞれを噛み合わせて、しっかり強度を出しながら作っていかなくてはいけないのですが、ゲーム内ではそこを考えずにイメージを形にすることだけを意識しておけばいいので、スムーズでよいと思います。ブロック1個で支えて、上はめっちゃ大きい、みたいなものもできますからね(笑)
――PC版とPS4版で違いはありますか。
ドイル氏:基本的には同じです。PCの場合は4人同時プレイが可能です(PS4版は2人)。またPCのスペックが高い場合は挙動がスムーズという点はありますが、その他は全て同じです。
――三井さんはどのように遊んでいましたか(三井氏はPC版でプレイ済み)。
三井氏:街や家を作るのが楽しいですね。土地から作れますし、神様になった気分で、天地創造から始められちゃうのが楽しいです。それがLEGOでできるので、とても楽しんでいます。ゲーム内に出てくるパーツは実際のパーツと同じなので、実際にそれが使えるのはいいですね。
――リリース後も様々なアップデートを予定しているとのことでしたが、今後の展開で話せることはありますか?
ドイル氏:現段階ではお伝えできることはありませんが、皆様をお待たせしたままリリースまで何もしない、というわけではありません。少しずつ情報を出していきたいと思っていまして、今は計画を練っている段階です。
――海外正式リリースから1週間経ちましたが、ユーザーからの反応はどうでしたか?(2017年3月8日海外リリース)
ドイル氏:フィードバックはここまで、本当に良いものばかりですね。Steamで公開してきた早期アクセス版からかなり変更されていて、その部分を楽しんで頂いてます。自由度の高さ、何でも作れる点、決まったストーリーをフォローする必要がない点はすごく気に入って頂いていると思っています。一部のフィードバックでは、すでに用意されている建物をポンと置ける機能も気に入ってもらっています。
――早期アクセスと製品版の大きな違いはどこでしょうか。
ドイル氏:早期アクセスではクエストがありませんでした。アイテムを得るためにはオブジェクトに向かってボタンを押すだけでした。ですが、それだとあまりにも簡単過ぎて、ユーザーから「チャレンジの要素がほしい」とのフィードバックがあったので、クエストを導入しました。クエストをこなしていくことで、新たなキャラやクリーチャーがアンロックされていきます。もうひとつはコントロールスキームです。(マウス・キーボードではなく)コントローラーに適したスキームとなっています。
――PC版はリリース済みですが、国によってプレイヤーの遊び方に特徴や傾向はありましたか。面白いビルドなどあれば。
ドイル氏:国による違いはありませんでした。ビルドについては、実は大会を実施しまして。そこで優秀賞を獲得したビルド作品がゲーム内にも登場します。灯台や雲の上の宮殿、空母や大きなお城、内装までしっかりとしたボートなどがありました。
――今後ユーザーが作成したビルドがゲーム内に反映されることはありますか。
ドイル氏:今後12ヶ月の間アップデートをしていくなかで、モデルシェアリングというものを検討しています。良い物を作ったらアップロードしてギャラリーに並べて、もしかしたらダウンロードできるようになる、そういったことも考えています。
――もしかしたら、三井さんの作品もゲーム中に見れるようになるかもしれませんね。本日はありがとうございました。
関連リンク
編集部おすすめの記事
Game*Spark アクセスランキング
-
【急募】Game*Sparkの平日ニュースライターを募集中!【学生・未経験可】
-
巨大ボス戦に飢えている方へこちらはいかが?今からはじめるオープンワールドMMORPG『BLESS UNLEASHED PC』楽しい歩き方をご紹介!
-
「ゲームPCアワード2023」投票受け付け開始…抽選で1名様にAmazonギフト券100,000円をプレゼント!【UPDATE】
-
【特集】『ゲームの名シーン・暴力編』5選―強烈な印象を残す名場面集【ネタバレ注意】
-
【特集】全部1,000円以下!『旬のSteam上質タイトル』15選
-
ウルトラワイドな湾曲モニターって実際どうなの?MSI「Optix MPG341CQR」でリッチ&スマートなPCゲーミングライフを!
-
【特集】『Steamで遊べる名作アドベンチャーゲーム』10選―絶対にプレイすべき傑作集
-
【コラム】Nintendo Switchは誰に向けたもの? 任天堂の狙いを考察
-
VTuberグループ「ぶいすぽっ!」「ブイアパ」が『Apex Legends』で耐久リレー&交流戦!―GALLERIA提供で1月16日に配信決定【インテル PC FES 2021】
-
五輪コラムをうけた今後の編集体制についてのご報告