2月14日に行われた『Team Fortress 2』の最新アップデートにおいて、約10年前の発売時(※)から存在していたと言われるヒットボックスのバグが遂に修正されたようです。
(※)当時は有料タイトルで、Free-to-Playになったのは2011年から。
「TF2 Classic」Modの開発者が発見、Valveに報告したこのバグは、クライアントとサーバーのヒットボックスが同期しなくなってしまうというもの。サーバーに接続し、スカウト/ヘビー/スナイパーのいずれかをプレイした後に、ソルジャー/パイロ/デモマン/エンジニア/メディック/スパイのいずれかをプレイすると(その逆も)、サーバーサイドのヒットボックスアニメーションがおかしくなるそうです。
実際のモデルとヒットボックスのアニメーションが一致しなくなる
モデルに適用されているポーズパラメーターの順序が、ソルジャー/パイロ/デモマン/エンジニア/メディック/スパイと、スカウト/ヘビー/スナイパーで若干異なっているのがバグの原因とのことで、Co-opモードの“Mann vs. Machine”に登場するロボットのモデルではそれがさらに顕著となります。
発見者のsigsegv氏によれば、このバグは一行のコードを直すだけで解決するのだとか。たった1行のミスにより、この10年間で一体どれだけのミスショット/理不尽なヒットが生まれたのでしょうか…。ちなみに、重大なバグの報告者にはインゲームアイテムの“Finder's Fee”が贈られますが、sigsegv氏は既に3つのFinder's Feeを所有しています。