雪山オープンワールド『STEEP』をプレイ―ユービー開発者インタビューも | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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雪山オープンワールド『STEEP』をプレイ―ユービー開発者インタビューも

E3のプレカンファレンスで発表されたUbisoftの新作スポーツゲーム『STEEP』。Ubiブースにてプレイアブルデモを体験し、本作のプロデューサーを務めるUbisoft AnnecyのスタジオマネージャーRebecca Kutas氏にもお話をうかがうことができました。

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E3のプレカンファレンスで発表されたUbisoftの新作スポーツゲーム『STEEP』。ヨーロッパのアルプスがまるまるオープンワールドのステージという壮大なスケールの本作をE3のUbiブースにて体験してきました。合わせて、本作のプロデューサーを務めるUbisoft AnnecyのスタジオマネージャーRebecca Kutas氏にも話を訊いてきましたので、あわせてお届けします。


プレイアブルデモで体験できたのは広大なアルプスの一部。ゲームの開始場所はいくつか選ぶことができるようで、今回は男性スタッフのおすすめポイントから始めることになりました。また、天候や時間帯も選ぶことができます。山頂近くからスタートし、見晴らしのよい展望台のようなところまで歩いていきます。プレイヤーは「徒歩」「スノーボード」「スキー」「ウィングスーツ」をいつでも自由に切り替えられます。ちなみにずっと歩くこともできるので、フレンドと一緒に山々を渡り歩くという雪山登山隊ゴッコも可能です。


展望台に到着するとウィングスーツへと切り替え、勢いよくジャンプしてアルプスの壮大な景色を眺めつつ降下していきます。雪山のいたるところにチャレンジミッションの開始場所がありますが、どうゲームを進めるかはプレイヤー次第です。ウィングスーツは、途中でパラグライダーを開くことでゆっくりと着陸することができます。ちなみに猛スピードで地面に激突するとプレイキャラクターの悲惨な姿を見ることになります。

パラグライダーで着地した地点はスキーコースとなっており、数名のオンラインプレイヤーがいました。スノーボードを選択し滑ってみます。サイドスリップや木の葉落としなど現実の挙動にかなり近く、実際のウィンタースポーツ経験があるほうがコツをつかみやすそうな印象を受けました。重心移動の概念もあり、曲がるときに方向キーを入れすぎるとこけてしまいますし、地形を利用してジャンプするときもうまく重心を考えなければいけません。


操作に慣れてきたらチャレンジミッションへと移動。もう一度山頂へ行き、ウィングスーツでチャレンジミッションのポイントまで移動します。今回挑んだチャレンジは決まったコースラインをすべっていくというもの。かなりデコボコしたコースでライン通りに進むのはなかなか難しいです。地形を利用してうまくジャンプしたりテクニカルなアクションを決めるとボーナスポイントも手に入りますが、木や障害物にスピードが乗った状態で衝突するとキャラクターが大怪我をしてしまい、少し手前からやり直しになってしまいます。

今回のプレイアブルデモ版では、非常にリアルな操作感と自由度の高いゲームプレイが確認できました。続いて行われたインタビューでは、プロデューサーのKutas氏になぜオープンワールドのウィンタースポーツゲームを作ろうと思ったのか聞いてきました。

===== ===== =====



――あらためて、『STEEP』はどのようなゲームかお聞かせください。

Rebecca Kutas氏(以下Kutas): オープンワールドのマルチプレイスポーツゲームになります。舞台はヨーロッパのアルプスで、フランス、オーストリア、イタリア、スイスの山々が楽しめます。

――なぜこのようなスポーツゲームを作ろうと思ったのでしょうか。

Kutas: 開発スタジオがアルプスの麓にあり、山には親しみがあったからです。日常的にスノーボードもスキーもパラグライダーもやっています。ウィングスーツはありませんが(笑)。毎週火曜にはスキーに行き、週末にはサーフィンに行きます。私たちは山に登ってスキーをするという楽しみを共有しており、それが仕事への意欲に繋がっています。なので、スタジオの皆がこのようなゲームを作ることが夢でしたし、開発できる機会をもらえたのは大変嬉しいですね。また、Youtubeには多くのウィンタースポーツの動画がアップされており、多くの人にシェアされています。私たちは、それと同じようなことがゲームでもできるようにツールを用意しました。ゲームのリプレイ動画は、ツールを使用することでズームしたり違うアングルにできるようになっています。


――オープンワールドスタイルにした理由は。

Kutas: 山に登るときというのは、どこかに自由を求めているときなんです。人生はどこへでも行けるという哲学でもあります。他のゲームではできないようなオプションとして、誰でも自由に好きな場所へ行けるようにしたかったんです。

――オンラインマルチプレイについてお聞かせください。

Kutas: 『STEEP』ではフレンドやそうでない人、さまざまな人と一緒に同じ山でプレイすることができます。何があるのか探索しているとき、フレンドと一緒にプレイをしていないときでも、誰かが一緒にスキーやボードで滑ってくれます。ゲームをプレイしているさまざまな人とすれ違えるのです。

――山の種類は追加する予定はあるのでしょうか。

Kutas: すでに発表していますが、無料のDLCとしてアラスカの山を予定しています。

――雪山では動物を見ることはできるのでしょうか。

Kutas: ゲームへの実装のために開発に取り組んではいますが、詳細をお答えすることはできません。


――実際の雪山に取材に行ったのでしょうか。

Kutas: 「取材にいく」ということはやっていません。なぜなら、これは私たちの生活そのものだからです。スタジオから20分の場所がスキー場なので、スキーは日常なんですよ。ゲームに登場する舞台は、毎日息をしながらリアルに生活している場所そのものです。GoProを使ってウィンタースポーツの動画を撮影したり、写真を撮るのも私たちの生活の一部なのです。

――VR要素については計画はありますか?

Kutas: もちろんです。ただ、VRについてのコメントは今日はできません。でも、『STEEP』はVRなしでも素晴らしい体験ができますよ。

――本日はありがとうございました。

『STEEP』はPS4/Xbox One/PCを対象に、海外では2016年12月に発売予定です。
《Daisuke Sato》
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