2015年末にコナミを退社し、独立スタジオ「コジマプロダクション」を創設した小島秀夫監督。実に2年ぶりの参加となるE3 2016にて、「The Game Awards」のプロデューサーとして知られるGeoff Keighley氏が司会をする「YouTube Live at E3 2016」に出演し、インタビューが行われました。
登場時にはKeighley氏との再会を喜んだ小島監督。インタビューでは様々な質問に応え、興味深い話が繰り広げられています。まず、コジマプロダクションを設立した後について監督は、「皆さんの期待に応えたい」という思いを語り、企画を作りながら人を集め、事務所やテクノロジーを探して垂直立ち上げをしている最中であると報告、「一刻も早く皆さんにお見せしたいとがんばっている所です」と伝えました。
また、ソニーと契約を交わした理由については、スタジオの最初のタイトルを開発するにあたって、色々な人から声を掛けられ、議論もあったと述べた監督。最初のタイトルになる作品には信頼関係を重視した開発をしたいとの思いがあったことから、昔から付き合いがあり、信頼関係もあったソニーとの契約に至った旨を伝えています。ちなみにソニーからは非常に信頼されており、自由に楽しくゲーム作りを始めようとしているところであるとのことです。
コジマプロダクションの設立後から、世界を旅して沢山のスタジオを巡っていることに関して、監督は2つの理由を説明。1つ目はツールやサービスなどの技術を探すということ。もうひとつの理由はスタジオを設立するにあたって、世界中のスタジオを参考にして、働きやすい環境を作るためであると語りました。ゲームエンジンについては、まだ確定していないと伝えつつも、候補を絞って特性を試すための様々な実験をしている最中であると述べています。
まだ設立から半年ほどしか経過していないコジマプロダクションですが、小島監督は会社の立ち上げから企画、人集め、テクノロジー探しなど全て平行して行っており、順調に進んでいると報告しました。そのほか、インタビューでは2年ぶりに訪れたE3への感想、ルーデンスについてなど興味深い会話を行っているので、映像をチェックしてみてください。ちなみに小島監督は今年のE3ではVRを中心に見てまわるそうで、監督のTwitterで注目タイトルなども明かされるかもしれません。
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