PC/モバイル向けボクサー育成シム『Punch Club』パブリッシャーのtinyBuildは、同作が30万本のセールス記録を達成したことと共に、160万件の海賊版被害を受けていたことを発表しました。
『Punch Club』はスーパーファミコンライクなドット絵で描かれるボクシングシミュレーションゲームとして今年1月にリリース。配信直後から好調な売れ行きを見せ、2月には合計売上額200万ドルを突破。まさに順風満帆にも思えた本作ですが、tinyBuildが「Unity Analytics」やサードパーティー製ツールで調査したところによると、PC版で「113万7000件」、モバイル版で「51万4000件」の海賊版利用が確認されたとのこと。全体の数で言えば8割ほどが海賊版であるという驚異的な比率まで明かされています。
中でもブラジル、ロシア、中国での海賊版利用率が高く、モバイルにおける被害の9割はAndroid版で報告されたものなのだとか。tinyBuildはポルトガル語向けランゲージデータを配信した後日ブラジルでの海賊版利用が劇的に増加したことを例にしながら、「君も西ヨーロッパに向けてゲームをローカライズするべきだ」とシニカルなコメントを見せつつ、公式Webサイトでの報告を締めくくっています。
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