満を持してリリースされたシリーズ最新作『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN(メタルギア ソリッド V ファントムペイン)』。28年間にわたる歴史の秘話をオープンワールドで紡ぐ本作は、海外メディアレビューでもハイスコアを連発し、凄まじい高評価を獲得していました。今回の「海外ゲーマーの声」では、多くのユーザーから寄せられている『MGS V:TPP』へのコメントをお届けします。
海外フォーラムNeoGAFでは、国内外でのリリースから1週間が過ぎた『MGS V:TPP』のプレイ感想が多く寄せられています。「最高だ!プレイヤーの選択肢の幅が物凄く広く、台本なしの素晴らしいゲームプレイに繋がってるんだ」「(散りばめられたイースターエッグについて)『メタルギア』シリーズのディテールの細かさにはいつも驚かされる」といった賛辞の声が届けられており、本作で初めて『メタルギア』シリーズを楽しむユーザーも散見され、中には「『MGS V :TPP』は“プレイ”に特化したゲームだ」と語るユーザーも。
『メタルギア』シリーズの歴史において重要な物語を紡ぐ本作。『MGS 3』や『MGS PW』と密接な関係があるものの、前述の通り“ゲームプレイ”そのものに焦点を当てたコメントもちらほらと見受けられています。「初挑戦となる『メタルギア』が『MGS V:TPP』でも大丈夫?」といった質問には「今作はゲームプレイにフォーカスされているし、物語の繋がりはゲームを楽しむ為に必要不可欠という訳でもない」「大丈夫だろうけど、本当に良い考えだとは言えない。時間をとって小島監督作品をリリース順にプレイして、心の底から楽しんだほうがいい」といったように意見が分かれていました。
「28年間、待たせたな」というキャッチフレーズでも強調されている本作のシナリオですが、オープンワールドかつサンドボックス的な魅力を持つ“自由潜入”を始めとしたユニークなギミックも強い魅力の1つ。一部ユーザーにとっては重厚なシナリオがかえってハードルに感じられていたようでしたが、多くの場合プレイングそのものを楽しめているようです。
また、攻略情報や直接的なシナリオを語らないno spoilers(ネタバレなし)スレッドでは率直なユーザーインプレッションが多数投稿されています。「『MGS』シリーズの中でも最高のオープニング」「Harry Gregson-Williams氏の作曲も驚異的。達成感や悲しみ、怒り、様々なものが織り交ぜられている」と、演出面においてもかなりの高評価。『MGS V:GZ』から向上した操作感やカセットテープを通したストーリーテリングも決め手となっているようです。
しかしながら、このカセットテープによるシナリオ展開に対して「好ましくない。シナリオの最重要部分を語るカセットテープに関しては、カットシーンが欲しかった」との異論も唱えられています。時間を要するマザーベース拡張要素など一部ギミックに関しては賛否両論と言えども、『MGS V: TPP』の進化したゲーム性は多くのゲーマーから絶賛されていました。
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