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日本語版『Civilization: Beyond Earth』プレイレポ ― SFテイストに変貌した「あと1ターンだけ」の魅力に迫る

「宇宙開拓」にテーマを一新した『Civilization: Beyond Earth』を、一足お先に体験プレイしました。SFテイストの魅力や『Civ』感に注目しながら、game*spark向けに初公開となった日本語ローカライズについてもクローズアップして、そのプレイ感をお伝えしたいと思います。

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日本語版『Civilization: Beyond Earth』プレイレポ ― SFテイストに変貌した「あと1ターンだけ」の魅力に迫る
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従来の「歴史もの」から「宇宙開拓」へとテーマを転向した『Civilization: Beyond Earth』。イメージを一新したこのシリーズ最新作を、一足お先に体験プレイしました。今回の記事では、気になるSFテイストの魅力や『Civ』感に注目しながら、Game*Spark向けに初のお披露目となった日本語ローカライズについてもクローズアップして、そのプレイフィールをお伝えしたいと思います。


プレイ開始直後、今回は宇宙開拓の「スポンサー」としての勢力を決めることになります。恐らく未来の日本も含まれているであろう“パン・アジア連盟”や、中欧~東欧地方の息吹を感じさせる“スラブ連邦”などの架空の組織からひとつを選び、お次は入植者を決定。「科学者」や「貴族」「芸術家」などが用意されており、それぞれプレイスタイルを可能性を広げる特性を持っています。



今回は初プレイということもあり、ロマン最優先で「芸術家」をチョイス。「我々人類は資源やテクノロジーを獲得したのち地球へと帰還。人類と遠く離れながらも、エイリアン達の間では未だ地球人が残したアート作品が流行していて......」と言った、勝利条件とは特に関係のないSF物語を脳内で描き、宇宙船の装備なども決定しながらいよいよプレイ開始。まだ1ターン目も始まってないのに、既にオリジナルSF小説を紡ぐようなテンションです。


いざ惑星へ降り立ってゲームが始まると、やはり『Civ』らしく第一の都市を建築することになります。『Civ 5』で培った経験を活かしながら資源的にオイシそうな場所に拠点を構え、斥候となる“エクスプローラー”を準備。それが完了したら、膨大な自由度を備えた「テクノロジーウェブ」で技術研究に挑みます。画面いっぱいに広がる膨大な技術アイコンはまさに壮観。今までの“ツリー”から進化したテクノロジーウェブを見ていると、「あれもこれも研究したい!」と手を伸ばし過ぎてしまいそうになりました。


エクスプローラーで着々と開拓していると、何やら都市近隣をカサカサと動き回るエイリアン「ウルフビートル」が見えてきました。彼らの巣に近付いたエクスプローラーが犠牲となることもありましたが、旧シリーズに登場していた「蛮族」ほど攻撃的なMOBユニットではなさそうです。エイリアン達との共存を目指していましたが、労働者の邪魔になるのでついつい殺戮してしまいました。追撃はなかったので案外許してもらえたのかもしれません。


しかし、ターンが進むにつれて巨大ミミズのようなエイリアン「シーワーム」が登場。巨躯で地面を潜って行くこのエイリアンは体力も攻撃力もかなり高く、まさに第一の難関と言った印象です。攻撃ユニットのマリーンを操り、なんとか撃退することに成功。次々と都市近隣の労働者達を攻撃してきた彼らとは、流石に共存出来ませんでした......。


そうしてゲームを進行させている間にも、『Civilization: Beyond Earth』ならではの要素として「クエスト」が登場していました。着陸後に回収出来なかった「資源ポッド」を拾い集めたり、時には製薬ラボで「人体を強くして進化する」「寿命を延ばす」と言った選択肢を迫られることも。地球から持ってきた文書を「機密扱いにする」、もしくは「一般市民にも公開する」、といったクエストも存在していました。個人的な倫理観で言えば公開したいところですが、SF小説なら「政府によって秘匿された機密文書を暴くようなストーリーもあるべき!」と思い、機密扱いをチョイス。このような決断は研究ポイントを増加したり人口に影響させたりすることが可能で、オリジナル開拓史を描くことの出来る『Civilization』の魅力を更に強化しています。


前作で言うところの「社会制度」に当る「美徳」もSF的な世界観にマッチしていました。硬派なSF小説を彷彿とさせるクエストメッセージはプレイヤーをワクワクさせてくれますし、各種システム画面でも分かり易いローカライズが施されています。『Civ』シリーズ経験者ならすんなりと新システムを把握して、今までの経験を活かしながら新たな宇宙開拓に挑むことが出来るでしょう。また、本作でも丁寧に解説してくれるガイド機能が備えられています。これにより、初めて『Civ』に挑戦するプレイヤーも、チュートリアルからプレイテクを学びつつ本作にのめり込むことが可能となっています。



そんなこんなで数時間ほど遊んだところで、一旦プレイを終了。『Civilization: Beyond Earth』体験プレイの機会を頂いたときから心配していましたが、やはり2Kスタッフの方から声をかけられるまで黙々とターンを進めてしまいました。このまま時間を忘れて、他勢力との戦闘に臨んだりエイリアンと親睦を深めたり更なる開拓に挑みたい......と切望しましたが、それはもうしばらくだけお預け。本作『Civilization: Beyond Earth』は2014年10月24日より、SteamAmazonにて、PC向けにリリース予定です。

『シヴィライゼーション』シリーズファンはもちろん、SF映画や小説、そして『シド・マイヤーズ アルファ・ケンタウリ』にハマったことのあるユーザーには、間違いなくオススメなストラテジータイトルと言えるでしょう。睡眠時間の管理にはお気をつけください。
《subimago》
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