これは海外メディアGame Informerに対しEAが公式声明を送ったことから判明したニュースで、EAは「我々はモバイル開発を他のスタジオ地域へ集約するため、ヴァージニア州フェアファクスにあるEA Mythicを閉鎖しました」とコメント。影響を受けた従業員の人数は明らかにしなかったものの、解雇された人々にはEAや他の会社にて働く機会を提供するため支援していくとしています。
かつてはBioWare Mythicとして知られていた同スタジオは、2006年にElectronic Artsにより買収されEA Mythic、さらに2008年に現在のMythic Entertainmentへと改名。2009年にはBioWareと共同でRPG/MMOの新部門を設立し、同スタジオの顔として知られていたゼネラルマネージャーMark Jacobs氏が退社。ゲーム開発では『Dark Age of Camelot』や『Warhammer Online』を筆頭に多数のMMOタイトルを手がけてきたものの、近年は『Ultima Forever: Quest for the Avatar』などモバイル向けのタイトルを開発していました。
同スタジオ最後のタイトルとなったのはモバイル向けに2013年リリースされた新作『Dungeon Keeper』。『Clash of Clans』的なFree-to-Playシステムの採用などで従来のファンから批判を浴び、原作者ピーター・モリニュー氏からは「こりゃ馬鹿げてる。私はダンジョンを作りたいんだ。掘削するブロックへ戻ってくるためアラームを6日後にセットしたいわけじゃない」との発言も飛び出していました。
関連リンク
編集部おすすめの記事
ニュース アクセスランキング
-
突然の有名スタジオ複数閉鎖の衝撃―Tango Gameworksなど惜しむ多くのコメントがSNS駆け巡る、三上真司氏も発言
-
マイクロソフトがArkane Austin、Tango Gameworkなど4つの“ベセスダ”スタジオ閉鎖―『Redfall』は前回のアップデートが最後に
-
Steam版『HELLDIVERS 2』PSN連携必須化騒動で失業しかけた人物が―否定的レビューや返金を“煽った”せい?
-
美少女が揺れる催眠術リズムゲー『ヒプノシンク』開発中―4K版『ビーマニ』風の無料ゲーム
-
『龍が如く7』『Hi-Fi RUSH』も対象!「Humble Choice」2024年5月度ラインナップ公開
-
『バイオハザード』生みの親・三上真司氏が設立した「株式会社カムイ」とは?『シャドウ オブ ザ ダムド』リマスター版公式サイトに気になる新情報
-
KADOKAWAが韓デベロッパー VIC GAME STUDIOSと資本業務提携―アニメIPを活用したモバイルゲーム事業を拡大
-
『ダンロン』『レインコード』小高和剛氏の新作は“遠くない未来”に発売…?「マジで狂ってて面白すぎる」ゲームに
-
ニンテンドースイッチ後継機2025年3月発売へ―日本経済新聞が報じる
-
『マナー・ロード』は「たった1人の開発者が手掛けた作品」なのか? 開発体制を比較された他社が“ソロデベロッパー”という言葉に疑問を呈する