研究は13歳から15歳の30人の少年を対象に、一日に3時間上暴力的なゲームをプレイしているグループ(高露出)と、一日に一時間以下のゲームをプレイしているグループ(低露出)に分けて実施。研究者達は暴力的なゲーム(Manhunt)と、非暴力的なゲーム(アニマニアックス)をプレイした後の各少年達の反応をモニタリングし、二日に分けてそれぞれのゲームを午後に2時間プレイします。
暴力的なゲームをプレイした後の就寝時に各グループに異なる反応が見られ、低露出グループの少年は高露出グループに比べ、高い心拍数と質の悪い睡眠が見られたとのこと。さらに低露出グループのある少年は悲しみの感情に増加が見られた他、両方のグループに共通して高いストレス反応と不安レベルの増加が見られた事も研究の結果で明らかとなったようです。
スウェーデンのストックホルム大学ストレス研究所のMalena Ivarsson氏は、「暴力的なゲームは各グループの就寝時により多くのストレスを引き起こした様に見られる。さらに暴力的なゲームは、何らかの心身的消耗を引き起こしたようだ。通常心身的消耗は熟睡を促進するが、ここではストレス要因が睡眠の品質を損なう事となったようだ。」とコメント。
この研究で研究者達は、各グループの反応の違いから、継続的に暴力ゲームにさらされる事によって残忍な行為に対して鈍感になる事が可能な事を示唆していると結論付けるも、残忍な行為に鈍感になる事と暴力的なゲームにさらされる事との間で明確な因果関係は証明されていません。(ソース: Health Day via GameSpot)
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