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プランBでいこう、プランBは何だ? 突入戦略SLG『No Plan B』で遊びの要素たっぷりな頭脳戦を楽しんだプレイレポート!

ドム「あ?ねぇよ そんなもん!」

連載・特集 プレイレポート
プランBでいこう、プランBは何だ? 突入戦略SLG『No Plan B』で遊びの要素たっぷりな頭脳戦を楽しんだプレイレポート!
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今回はGFX47が、2024年4月4日にSteamにてWindows PC向けに正式リリースした突入プラン戦略SLG『No Plan B』をご紹介します。

『No Plan B』とは?

本作は、チームメンバーを束ねて突入を指揮する戦略シミュレーションゲーム。突入の各メンバーに対して「移動」と「攻撃」といった行動を割り振って、目標を達成していくのが本作の主な流れ。これらはシンプルな要素であるものの、タイムラインという概念がそれらを複合的に束ねてくれるため、結果的に序盤から非常に頭を使いました。

公式トレイラーから引用

しかしだからといって、「何がどうしてこうなった」という理不尽にさらされることは少なく、むしろ各要素がシンプルであるが故に、「あれがこうしてそうなった」という原因と結果が常に明らかなのがグッドポイント。

そのためオセロや将棋が大の苦手な筆者であっても、難しいはずなのにストレスを感じることはなく、因数分解的なアプローチが意外にも楽しいプレイフィールでした。他にもチームメンバーの成長、武器カスタマイズ、自作マップエディタ、デイリーチャレンジなど様々な遊びがこれでもかと盛り込まれています。

2021年12月2日に早期アクセスが始まり、今回ついに正式版がリリースされた本作……ドーンハンマーはオフラインよ、とかネタに走ろうとする心を抑えて早速紹介してまいりましょう。


操作・設定・言語について

本作はキーボードおよびマウスにて操作します。部分的にXboxコントローラーがサポートされてはいますが、UIデザイン的にも、マウスによるクリック&ドラッグおよびキーボードによるショートカット操作推奨といった体感でした。

その他設定については、特にグラフィックについて力の入った設定項目が並びつつ、おおよそはオーソドックスなもの。あとは上記で少し触れたキーボードショートカットの設定画面がありますね。

言語は日本語にバッチリ対応。本作は注釈含めてかなりの文章が用意されていますが、筆者が確認した範囲においては、プレイに支障が生じるようなことはありませんでした。各項目のヘルプについても丁寧に説明がなされていると思います。

本編開始

さあいよいよ始まりました『No Plan B』。

突入のことはよくわからねえが、とりあえず特攻野郎Aチームのテンションで行けばいいんだろう!?と息巻いていた筆者はまずチュートリアルで頬を張られることになりました(教育的指導)

このチュートリアルでは、移動/ 射撃、扉の開閉、グレネードの使用といった単純な操作から、段階を経て、タイムラインを利用した行動タイミングとポジションの決定という複合的な操作を学習していきます。

また本作には様々なステージが用意されており、それぞれ「制圧」「護衛」「捕獲」「回収」「解体」といった目標が設定されています。各ステージには制限時間が設けられており、プレイヤーは、時間内に目標達成すべく、タイムラインを利用して各メンバーに指示を与えていくのです。

カメラアングルなども細かく調整可能。映画のワンシーンのような場面にもできますね。

そういったステージ攻略をベースに、死亡や失敗したらそれっきりなキャンペーンモード、他のプレイヤーとスコアを競い合う衝突ミッション(スカーミッション)、デイリー/ ウィークリー/ マンスリー別に用意されたステージに挑戦するチャレンジミッション、さらには自分で自由にステージを作れるミッションジェネレータというものまで用意された本作。

ここまでくると、なんだかやれることがいっぱいあってよくわからないわよ?とお困りの方も出てくることでしょう。ご安心ください、チュートリアルとキャンペーンモードのチャプター1が完了するまで、他のモードはロックされます。

チャプター1さえクリアできれば、本作の基礎部分についての学習は終えたことになるので、以降のプレイでも「何をすべきかわからない」といった迷子になることは無いでしょう。個人的に、こういったゲーム側からの誘導は大変ありがたかったですね。

もちろんそういったアンロックとか諸々は面倒くさいぜ!という方におかれましては、新しくチームを作成して、オプションから全てのゲームモードアンロックすると良いでしょう。

なお他にもゲームを有利にする機能などの調整も可能なので、意外と「特攻野郎Aチーム」的な暴れ方(?)をしても、ゲームクリアを楽しめる作りになっています。なんと懐が深い……!

ところで、タイムラインとはなんぞや?という方のために説明しましょう。これは主に指示による行動の「タイミング」を調整するために使用します。映画やゲームなどで特殊部隊の隊員が建物の外に数名スタンバイし、扉の隙間からフラッシュバンを投げ入れてから突入し、内部を制圧するようなシーンがあると思いますが……本作における突入もまさにそんな感じであり、それはタイムライン機能を用いることで実現できるのです。

例えば、とある突入場面においてメンバーAへ、スタート地点から「扉を開けて」、「次のポイントまで移動し」、「道中の敵に射撃を行う」という3つの「指示」を出すと、Aがそれらを完了させるのに全体で20秒かかるとします。

そこへ、メンバーAが行う20秒の行動をフォローするべく、行動完了に10秒かかるメンバーBを別のスタート地点から同じ場所へ突入させるとします。その際、Bを数秒先または数秒後に配置して、Aと時間差で合流するようにタイミングを調整していくために、タイムライン機能を利用するのです。

タイムラインに表示されたシークバー(プログレスバー)を動かして、メンバー全員に一通りの指示を与えていきましょう。バーを前後させれば、時間経過と各人の動きと全体の流れを確認することもできるので、タイミングが合うまでこまめに調整することも可能です。

この操作系には、最初は戸惑うかもしれませんが、このタイムラインこそが本作における面白さのコアです。ひとたび理解すれば「あ、そういうことか!」となりますし、試行錯誤を繰り返して綿密な計画を練り上げるのは楽しく、実行に移して最小の被害で目標達成できた時の喜びもまたひとしお。

なお突入に際して、建物の外からは内部の様子がわからないので、各メンバーが実際に視認するまで、プレイヤーが把握できるのは敵の人数だけだったり。

そのため闇雲に突入させると、かえって敵からの集中砲火を浴びてチームに損害を出してしまいます。

タイムライン編集時には、そういったことも想定して、各メンバーのポジショニングと行動を割り振っていくとよいでしょう。

もちろんこれには「救済措置」があり、最終的なスコアに影響は出るものの、敵の位置を割り出すパーク機能がしっかり用意されています。

慣れるまではそれら機能をあえて使用して「適切な動き」を学習していくのも楽しみ方のひとつかもしれません。


各隊員のカスタマイズも細かい部分まで調整できますし、マップエディタに至ってはもうこれ開発画面じゃないのかいと言いたくなるようなレベル。

本作の全てに触れるにはあまりにも多くの「遊び」が詰まっているため、本記事ではタイムラインを中心としたコアの部分に触れるにとどまりましたが……とにかく本作はおもちゃ箱をひっくり返したかのような騒ぎで面白いのです。

ハイスコアのため動きを洗練させるも良し、あえて特攻野郎Aチームになるも良し、どんな遊び方も許してくれるそんな突入プラン戦略SLG『No Plan B』は、現在Steamにて”非常に好評”で配信中です。

  • タイトル:『No Plan B』

  • 対応機種:Windows PC(Steam)

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC

  • 発売日:2024年4月4日

  • 著者プレイ時間:3.5時間

  • サブスク配信有無:記事執筆時点においては、無し

  • 価格:1,700円(2024年4月11日まで1,530円のセール中)
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

スパくんのひとこと

無駄を削ぎ落として動きを洗練させる過程を丁寧に楽しむことができるのが素晴らしいスパ!

《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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