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多くの曲がエキサイティングなビルドアップと爆発的なドロップを含んだ、優れたリズムゲーム『Spin Rhythm XD』【開発者インタビュー】

音楽ゲーム好きはぜひチャレンジしてみてください!

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多くの曲がエキサイティングなビルドアップと爆発的なドロップを含んだ、優れたリズムゲーム『Spin Rhythm XD』【開発者インタビュー】
  • 多くの曲がエキサイティングなビルドアップと爆発的なドロップを含んだ、優れたリズムゲーム『Spin Rhythm XD』【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Super Spin Digital開発、PC/Mac向けに3月15日に正式リリースされたリズムゲーム『Spin Rhythm XD』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、独特の操作性を持ったリズムゲーム。EDM風の曲をプレイし、リズムに乗りながらノーツと色を合わせることでスコアを獲得していきます。タップやフリックといった操作のほか、ホイールをスピンさせる動きにはDJらしさが溢れており、実際にマウスやキーボードでの入力だけでなく、ゲームパッドやMIDIのコントローラーでもプレイ可能となっています。収録曲は60曲、それぞれ5段階の難易度が用意されているほか、譜面をカスタマイズ、シェアするカスタムモードも存在しています。日本語にも対応済み。

『Spin Rhythm XD』は、1,999円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Dave本作の3人の開発者のうちの一人のDaveです。すべてのレベルデザイン、音楽ライセンス関連の作業、経営の手伝い、そしてゲーム内の曲も少し書いたりなどやっています。

お気に入りのゲームリストを作るのはあまり得意じゃないのですが、私が子供の頃に遊んでいたファミコンやスーパーファミコンには、今でも大切に思っているゲームがたくさんあります。『スーパーメトロイド』『スーパーマリオワールド』『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』は間違いなく私のお気に入りの3本ですね。ここ数年、PCで最もプレイしたゲームは、『Slay the Spire』『Rocket League』、そして『PUBG』ですね(もちろん本作もたくさん遊びましたが、ここには入れないでおきます)。

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Dave本作は、2015年頃から様々なプラットフォームで多くのプロトタイプの段階を経てきました(モバイルではパズルゲームとしてスタートしました)。チームの他の2人の開発者は、本作が『ギターヒーロー』のようなリズムゲームに似てくるまで、オンとオフを切り替えながら作業にあたっていたのです。2018年か2019年頃から早期アクセスとして本格的な開発が始まり、2023年3月15日にSteamでようやくバージョン1.0がリリースされました。

――本作の特徴を教えてください。

Dave私たちは皆、リズムアクションゲームが大好きです。『ギターヒーロー』『ロックバンド』『Dance Dance Revolution』、そして『押忍!闘え!応援団』をプレイして大きくなったのです。本作の最初のプロトタイプでは、フリックやスワイプをリズムのシステムとして利用し、満足感を得ることができました。本作では、昔ながらのリズムゲームのシステム(タップとホールド)と、流動的な動きに基づくシステム(スピン、スライド、スクラッチ)を組み合わせて、音楽の中に自然とある緊張と解放を深く感じることができます。2色の軽いパズル要素もあり、これは異なる楽器を表現、またはただ単に知的好奇心を刺激するようなものとなっています。難度が高くなると、2番目のタップ(緑色のビートバー)が登場し、まさに両利きの体験ができるようになりますよ。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Daveリズムゲームが好きな人、新しいことに挑戦したい人、激しいエレクトロニックミュージックが好きな人なら、誰でも楽しめます。本作の曲のほとんどは、非常にエキサイティングなビルドアップと爆発的なドロップを含んでおり、優れたリズムゲームとなっていますよ。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Dave間違いなく、音楽のスタイル、UI/UX、オプション、スコアシステムなど、様々な面で多くのリズムゲームからインスピレーションを得ています。実際、何十種類ものゲームをプレイし、何が優れているか、何を改善できるか、何を真似すれば自分たちのゲームをできるだけ洗練されたものにできるか、考え抜きました。最終的には、他のゲームからすぐにコピーできないようなユニークなシステムの集まりとなりましたので、レベルデザインの面で最も楽しくて満足できるものにするため、多くの試行錯誤をする必要がありました。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Dave私たちはお互い近くに住んでいるので問題なかったのですが、何年も展示会がありませんでした。オーストラリアから世界各地に行くのは時間もお金もかかることですが、本作を披露するために世界中を飛び回りたかったです。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Dave複雑な音楽ライセンスの問題がいくつかあります。私たちはゲーム内で音楽を使用するためにライセンス料を払いましたが、アーティストたちから簡単にクレームをつけられるTwitchやYouTubeは対象外なのです。Monstercat Goldのように、Monstercatの音楽を含む動画を収益化できるサービスはありますが、どのトラックがOKで、どのトラックがNGなのかを知るのは難しいのが実情です。Twitchにはまた別の問題があります。私たちは実際、Twitchでほとんどの楽曲を使用できるライセンスを持っているのですが、Twitchは私たちのVODの一部をミュートし、ライセンスがあることを伝えることさえできません。悲しいことですし、法律的にも少し難しい問題です。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Daveリズムゲームが大好きで、何か違うものを試してみたいという方は、ぜひ本作を遊んでみてください!日本はリズムゲームの本場ですから、皆さんに私たちのゲームを遊んでいただけると光栄です。本インタビューをお読みいただき、ありがとうございました!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。




《Chandler》
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