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『DARK SOULS III』DLC第2弾「THE RINGED CITY」インプレ―吹き溜まりの底、その先を目指して

2016年3月の『DARK SOULS III』発売からはや一年。前回の「ASHES OF ARIANDEL(アッシュズ オブ アリアンデル)」に続き、ダウンロードコンテンツ第2弾「THE RINGED CITY(ザ リングド シティ)」が2017年3月28日に配信を迎えます。

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『DARK SOULS III』DLC第2弾「THE RINGED CITY」インプレ―吹き溜まりの底、その先を目指して
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2016年3月の『DARK SOULS III(ダークソウル3)』発売からはや一年。前回の「ASHES OF ARIANDEL(アッシュズ オブ アリアンデル)」に続き、ダウンロードコンテンツ第2弾「THE RINGED CITY(ザ リングド シティ)」が2017年3月28日に配信を迎えます。

インサイド&Game*Spark編集部では、配信に先駆け本DLCをプレイすることができました。しかし、「輪の都」への道程は想像以上に険しく、インプレッション執筆までの限られた時間の中では、そのすべてを目にすることはできませんでした。ということで、本稿では「THE RINGED CITY」序盤を中心に、その一端をお伝えできればと思います。プレイは今後も継続して進めるので、全体について触れたより詳細なプレイレポートも後日掲載予定です。

なお、本レポートは基本的に「ネタバレ無し」で書いていますが、多少のディティールや、筆者がプレイ中に感じたことなどが文中に含まれます。一切の情報も仕入れない、という方はご注意ください。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

◆あらゆる時代、そして土地の名残が集まる「吹き溜まり」


「THE RINGED CITY」にてプレイヤーが足を踏み入れることとなる「吹き溜まり」。既にトレイラーやスクリーンショットなどで明かされてもいますが、この地には、様々な時代・場所の残骸が集っています。雰囲気としては本編終盤のとあるエリアに似ていますが、オブジェクトや一部敵モンスターの中には、初代『DARK SOULS』や『DARK SOULS II』で見かけたようなものもチラホラ。シリーズプレイヤーにとっては、新エリアながらどこか懐かしい、不思議な場所です。

伝承によれば、小人の街である「輪の都」は、この「吹き溜まり」のさらに先、最果ての地にあるといいます。プレイヤーは、エリア全体に積もった灰をクッションにしながら、「吹き溜まり」の底を目指すことになります。

◆底への道は短くも険しい、でも楽しい


「吹き溜まり」自体はそれほど長くはなく、「THE RINGED CITY」全体から見ても、おそらく半分もないでしょう。しかし、本編終盤に訪れることを想定してか難易度は高く、濃密な体験ができました。濃すぎて「吹き溜まり」を抜けただけで若干満足してしまった気さえします。プレイ時間は、筆者の場合「吹き溜まり」を抜けるまでに約3~4時間ほど。まだ「輪の都」も控えているので、ボリュームはDLC第1弾「ASHES OF ARIANDEL」に比べると多くなっているのではないでしょうか。

今回は本編2周目以降も戦っていけそうな高レベルのキャラクターでプレイをしていましたが、基本的に敵の火力が高く数も多いので、そこら辺のザコでも気を抜くと一瞬で死にます。このシリーズでは当たり前のことですが、最近は慣れすぎて忘れていたので気が引き締まります。


登場する敵はその多くが新規のもの。初見の敵に訳も分からずやられたり、そこから対策を練っていくのはやっぱり楽しいですね。また、DLCお楽しみの新装備も少し拾うことができましたが、今回も振り回したくなるものが多数。筆者も、とある武器に一目惚れしてしまったので、DLC配信後に特化キャラを作る予定です。「吹き溜まり」で拾えるものはおそらく全て拾うことができましたが、まだ「輪の都」ではほとんどアイテムを拾えていないので、今後のプレイが楽しみなところです。

◆吹き溜まりの底で待つものは…

『DARK SOULS III』本編や「ASHES OF ARIANDEL」でもそうですが、ここ最近人型のボスが多くなっていますよね。もちろん、そのようなボスたちとの戦いも楽しいものですが、いわゆるクリーチャー的な異形との死闘も本作における醍醐味の1つ。そろそろ飢えてきている方も多いのではないでしょうか。筆者もその1人でしたが、「吹き溜まり」の底で待つボスは、そんな飢えた心に潤いを与えてくれるナイスなボスでした。

最初のボスということもあってか、絶望的な難易度というわけではありません。確かに、本編のボスより幾分か強く、初見の時は絶望するかもしれませんが、何回かやっているうちに「頑張れば倒せそう」と思えるボスとなっています。いやしかし、クリーチャー的なボスが繰り出すワケのわからない攻撃を掻い潜りながらの死闘は、アドレナリンドバドバで燃えますね。対クリーチャー戦の興奮と楽しさを久しぶりに感じることができました。このようなボスには盾受けがあまり有効ではなく、回避主体の戦い方になるので、おのずと緊張感も高まります。たまらないですね…。不気味さとかっこよさが同居した造形も最高です。フィギュアにしてほしい…。

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ひとまず今回は「吹き溜まり」のみの紹介になりましたが、「THE RINGED CITY」はここから、伝承にある“小人”の街「輪の都」へと入ります。今もプレイは継続していますが、いつも以上にやりごたえがあるので、じわじわと進めています。ストーリー的にも、シリーズプレイヤーとっては考察が捗る内容となっているので、期待しながら配信日を待ちましょう。なお、「輪の都」以降を含む「THE RINGED CITY」全体のプレイレポートも掲載予定。よろしければそちらも御覧ください。

それでは、読者の皆さまに炎の導きのあらんことを。


『DARK SOULS III』DLC第2弾「THE RINGED CITY」は、3月28日よりPS4/Xbox One/PCにて配信。価格は1,200円(税別)です。なお、第1弾と第2弾がセットになった「DARK SOULS III DLC SEASON PASS」も2,000円(税別)で販売中です。
《Takuya Suenaga》

ソウルシリーズ大好き Takuya Suenaga

1990年3月、神奈川県生まれ。パズル誌の編集を経て、イードへ。「Game*Spark」「インサイド」の編集業務に携わり、同社のアニメ情報サイト「アニメ!アニメ!」も経験。幼少期よりゲームに触れ、現在はCS機・スマホを中心にプレイ中。好きなジャンルはアクションやFPS・TPSなど。『デモンズソウル』を始めとしたフロム・ソフトウェアの「ソウルシリーズ」や、2020年にサービスを終了した『ららマジ』に特に思い入れがある他、毎年の『Call of Duty』に一喜一憂したり、『アクアノートの休日』『FOREVER BLUE』の新作を待ち望んでいたりする。

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