【特集】『ゴーストリコン』シリーズまとめ―過去作の特徴や最新作との共通点をおさらい! | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

【特集】『ゴーストリコン』シリーズまとめ―過去作の特徴や最新作との共通点をおさらい!

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【特集】『ゴーストリコン』シリーズまとめ―過去作の特徴や最新作との共通点をおさらい!
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ユービーアイソフトのミリタリーシューターゲーム『ゴーストリコン』シリーズの最新作『ゴーストリコン ワイルドランズ』が2017年3月9日に発売されます。本記事では最新作の発売を前に、実に16年にも渡る長期シリーズとなった『ゴーストリコン』を作品ごとに振り返っていきます。

まずはシリーズの概要からおさらいです。『ゴーストリコン』シリーズは有名小説家の故トム・クランシー氏の名前を冠した、リアル系ミリタリーFPS『レインボーシックス』の成功を受けて制作されました。各作品とも、ゲーム発売から数年後の近未来を舞台に、米国特殊部隊“ゴースト”が、テロリストや、周辺地域の平和を乱す軍隊、準軍事組織へと立ち向かっていくのが基本。同じくトム・クランシー氏の名前が冠された『レインボーシックス』が主に屋内での近接戦闘を主題にしていたのに対し、本シリーズでは屋外の広大なフィールドでの作戦行動をテーマにしています。そして、この「屋外での戦闘」は最新作まで大半のタイトルで色濃く受け継がれている要素でもあります。

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■ 『ゴーストリコン(Tom Clancy's Ghost Recon)』
対応機種:PS2/Xbox/ゲームキューブ/PC
リリース日:2003年3月13日(PS2)



海外では2001年に発売された、記念すべきシリーズ第1作となるFPSの本作。2008年のロシアを舞台に、国粋主義者たちのクーデターにも等しい政権奪取と、続けて行われた周辺国家への侵略行為に米国特殊部隊“ゴースト”が立ち向かうことになります。『レインボーシックス』から続く1発での死亡があり得るリアリズム重視のゲームデザインと、当時としては十分な広さを誇ったマップでの戦闘が好評を博した本作。PCやXboxでは後に、2009年のエリトリアでクーデター軍と戦う『ゴーストリコン デザートシージ』、同じく2009年のキューバで、麻薬取引に手を染める将軍と対峙することになる『ゴーストリコン アイランドサンダー』の2本の拡張パックも制作され、シリーズの礎となりました。


本作の特徴である要素、部隊員への命令や、隊員の成長や能力のカスタマイズ、任意の場面での操作キャラクターの切り替えなどは、最新作『ゴーストリコン ワイルドランズ』でもその名残を見ることができます。

■ 『ゴーストリコン ジャングルストーム(Tom Clancy's Ghost Recon Jungle Storm)』
対応機種:PS2
リリース日:2005年6月23日


『ゴーストリコン ジャングルストーム』は『Tom Clancy's Ghost Recon』に、拡張パック『ゴーストリコン アイランドサンダー』の内容と新たなミッションを追加したPlayStation 2での決定版となるタイトルです。新ミッションでは2009年のコロンビアを舞台に、ボゴダで発生した準軍事組織によるアメリカ大使館を狙ったテロから連なる緊急事態の収拾を図ることになります。

■ ゴーストリコン 2(Tom Clancy's Ghost Recon 2)
対応機種:PS2/Xbox/ゲームキューブ
リリース日:2005年8月18日(PS2)



ゲームシステム面ではPC的なハードコアタイトルの側面も強かった前作から一転、コンシューマ専用タイトルとなった第二作の本作では、2007、2011年の北朝鮮を舞台にゴースト部隊の活躍が繰り広げられます。また本作のXbox版は、作品名は同一ながら、他機種とストーリーが丸々異なることも特徴でした。ゲーム的にはTPSへと移行し、カジュアルユーザーにも対応したリアル調シューターとして再構成されています。PC版も予定されていたものの最終的にキャンセルとなったのは、ゲーム内容も相まって、衝撃を受けたファンも多かったことでしょう。なお、同じくトム・クランシー関連作『スプリンターセル カオスセオリー』ともクロスオーバーしており、そちらでは本作の物語の別側面が描かれています。

また、Xboxでは拡張版『ゴーストリコン2 サミットストライク』が発売されています。こちらでは2012年のカザフスタンにて首脳陣を暗殺し国家の実権を掌握した将軍を捕らえるためのミッションが展開します。

■ 『ゴーストリコン アドバンス ウォーファイター(Tom Clancy's Ghost Recon Advanced Warfighter)』
対応機種:PS2/Xbox/Xbox 360/PC
リリース日:2006年6月29日(Xbox 360)



第三作である本作『ゴーストリコン アドバンス ウォーファイター』での新たなゴーストのミッションは、2013年のメキシコが舞台。首都メキシコで首脳会談中に、テロにより攫われたアメリカ大統領を救い出すことが目的です。今作からは大きく科学技術の進歩を反映した情報関連の装備が追加されているのが特徴です。2017年現在すっかり一般に知られるようになった「ドローン」等を利用した兵士の姿はまさしく発売当時の“近未来”だったのではないでしょうか。


また、今までも多機種展開をしていた『ゴーストリコン』ですが、特に本作がユニークな点として挙げられるのは、スウエーデンのデベロッパーGRINが担当したPC版は、ほぼ別作品と言って良いほどに他の機種と内容が異なることです。例を挙げると、使用エンジンも丸々異なり、ゲームジャンルは、コンシューマではTPSでしたが、PC版はFPSへと変化しています。もちろんミッションの内容も異なれば、ゲームバランスも大きくリアル系のシューターへと変更され、PC版『ゴーストリコン』の再来を印象付けるものになっています。なお、PS2/Xbox版はPC版ほどではないものの内容の変更があり、ハードに合わせて各部の省略が行われています。

■『ゴーストリコン アドバンス ウォーファイター 2(Tom Clancy's Ghost Recon Advanced Warfighter 2)』
対応機種:PS3/Xbox 360/PC/PSP
リリース日:2007年7月12日(Xbox 360)



前作終了直後から物語が始まる『アドバンス ウォーファイター 2』では、続けてメキシコの武装組織のゲリラ部隊と交戦しながら、米国本土への核攻撃を防ぐための戦いが展開。本作も『ゴーストリコン アドバンス ウォーファイター』同様にGRINがPC版を担当しており、再びPC版とコンシューマ版のゲーム性が大きく異なる内容となっています。ゲーム内容は前作をブラッシュアップしたものですが、隊員のマネジメントが再び復活したことや、随伴の無人車両が運用可能なミッションの追加なども行われました。なお本作はPSP向けにもリリースされており、スケールダウンされている部分はあれど、しっかりと『ゴーストリコン』をどこでも楽しむことが可能です。

■ 『Tom Clancy's Ghost Recon Predator』
対応機種:PSP
リリース日:2010年10月1日



PSP専用タイトルとなる本作は、スリランカを舞台にしたゴーストの戦いを描いたTPS。『アドバンス ウォーファイター 2』PSP版を経て、今作では3人分隊で様々なミッションをこなしていくことになります。

■ 『Tom Clancy's Ghost Recon(Wii版)』
対応機種:Wii
リリース日:2010年11月16日



Wii専用タイトルであるこの『Tom Clancy's Ghost Recon』はWiiコントローラーの性能を存分に使ったTPSとなっています。ゴースト部隊所属のプレイヤーは、相棒とともにノルウェーやロシアでの任務へと赴くことになります。かつての『ゴーストリコン 2』と同じく、今作ではWii版以外の『Tom Clancy's H.A.W.X. 2』との物語のクロスオーバーがなされています。

■ 『ゴーストリコン シャドーウォー(Tom Clancy's Ghost Recon Shadow Wars)』
対応機種:3DS
リリース日:2011年5月19日



ニンテンドー3DS向けに発売されたこの『ゴーストリコン シャドーウォー』は、なんとクォータービューのターン制シミュレーション。ゴーストの隊員1人1人を操って、旧ソ連の秘密基地を巡る戦いに挑むこととなります。発売当時「3DS初の戦術シミュレーション」として宣伝された本作では、個々のユニットの特殊能力を駆使して、誰も欠けることなくミッションを完遂していくのが目的です。また、ミッション終了後にキャラクターを成長させる要素なども存在しています。




■ 『Tom Clancy's Ghost Recon Commander』
対応機種:PC
リリース日:2012年6月



本作はFacebook上で動くブラウザアプリとして開発されたターン制のシミュレーションです。『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』と同年代を舞台に、ニカラグアの独裁者による大量破壊兵器の使用の阻止のためのミッションが進行していきます。しかしながらサービスから半年立たずして、2012年11月には本作のサービス終了が決定、2012年末をもってサービス終了と、短命の作品と相成りました。

■ 『ゴーストリコン フューチャーソルジャー(Tom Clancy's Ghost Recon Future Soldier)』
対応機種:PS3/Xbox 360/PC
リリース日:2012年7月5日(PS3)



第五作である『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』では前作から大きく時間が経過し、2030年を舞台に、新生“ゴースト”がロシアのテロ組織と戦う物語となっています。また、今作からは再び全機種で内容が一本化、すべての機種で同様の内容のTPSとなりました。仲間への命令要素の簡略化など、前作PC版からは大きく雰囲気が変わったものの、『ゴーストリコン ワイルドランズ』にも含まれている、仲間に狙撃対象を指示し、一斉射撃する“シンクショット”など、新たなシステムが別の楽しみを生み出しています。また、舞台となる時代が大きく前進したことを受け、光学迷彩やARなど、タイトル通りの“未来の兵士”感溢れるガジェットが新たに追加されているのが特徴です。

■ 『Tom Clancy's Ghost Recon Phantoms』
対応機種:PC
リリース日:2014年4月11日

基本無料タイトルの『Ghost Recon Phantoms』は、元々『Tom Clancy's Ghost Recon Online』として開発が進行していた、3種類のクラスと最大16人対戦を備えたチームベースのTPS。装備品などは課金の他、ゲーム内ポイントでの開放も可能であり、そのあたりは後の『レインボーシックス シージ』に連なる部分も感じられます。本作は人気の高い『ゴーストリコン』シリーズの新作ということもあり、サービス中は多くのプレイヤーを集めていましたが、2016年12月1日にその運営を終了しています。なお、日本からのプレイは可能でしたが、日本語でのサービス自体は行われていませんでした。

・小説版
■「Tom Clancy's Ghost Recon」
著:David Michaels

故トム・クランシー氏と言えば、数々の軍事小説が有名な作家です。『レインボーシックス』が氏の小説とマルチメディア展開をしたタイトルとして始まったのは覚えている読者の方も多いでしょう。では『ゴーストリコン』は?……実は『ゴーストリコン』の小説自体は存在しています。ただしネタばらしをしてしまうと、これは2008年に書かれたゲーム版のノベライズで、トム・クランシー自身は関わっておりません。

・映像化
■「Ghost Recon Alpha」
「Ghost Recon Alpha」は、2012年に公開の、24分の短編実写映画です。『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』の前日譚となる本映画は、公式サイトやYouTubeでの配信の他、米国テレビチャンネルのG4tvにて放映もされました。なお、日本語吹き替え版は『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』の初回限定特典として配布されています。

■「Tom Clancy’s Ghost Recon Wildlands: War Within The Cartel」
「Tom Clancy’s Ghost Recon Wildlands: War Within The Cartel 」は、最新作『ゴーストリコン ワイルドランズ』の世界観に着想を得た32分の短編実写映画。本編の物語の前日譚として、麻薬カルテルでの潜入捜査官の姿が描かれています。本作の日本語字幕版はAmazonプライムにて有料会員向けに配信中です。

■ 劇場版「ゴーストリコン」(仮)
2013年に、映画「トランスフォーマー」シリーズで知られるマイケル・ベイ監督が『ゴーストリコン』の実写映画化に乗り出したことがニュースとして報じられています。

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ここまで『ゴーストリコン』シリーズを振り返ってきましたが、いかがでしたでしょうか?広大なフィールドを舞台にオープンワールドで展開する、最新作『ゴーストリコン ワイルドランズ』の発売までに過去作の特徴、系譜を知ることで、より今作へ没入できるかもしれません。『ゴーストリコン ワイルドランズ』はPC/PS4/Xbox Oneを対象に、3月9日に発売予定です。

UPDATE(2017/3/8 13:00):PS2『ゴーストリコン』の発売年を修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。

《Arkblade》

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