2013年に大きな注目を集め、Kickstarterキャンペーンを成功させていたVR歩行デバイス「Omni」ですが、開発を行うVirtuix社は諸事情により米国外からの予約をキャンセルすることを明らかにしました。
Virtuix社は48in x 43in(約122cm x 109cm)の梱包サイズや175ポンド(約80kg)の重量だけでなく、交換部品の保管を含めた国際的な規則に従い世界各地の多様な顧客を効果的にサポートすることが難しいとしており、数ヶ月の議論と検討の結果Virtuix社ではすべての国でサービスを提供することができないと判断。米国外からの予約キャンセルを決定したと伝えています。
これにより現在までの米国外からの予約注文は全額払い戻し。また、1年あたり3%の利息が上乗せされるとのことです。Virtuix社は長期にわたる支援に感謝の意を示すとともに、流通市場の拡大を目指して今後も努力していくと約束しています。
自宅でVRにどっぷり浸れるデバイスとして期待されていただけに、楽しみに待っていた米国外のVRファンは落胆しているかもしれません。しかしながら、VRアーケードやファミリーエンターテインメントセンターなど商用市場向けの展開については、現在も計画が進行しているようです。
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