『地球防衛軍5』はどこが進化し『しあわせ荘の管理人さん。』はなぜこのグラフィックで『スクールガールゾンビハンター』はなぜ服が破けるのか―岡島プロデューサーインタビュー | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『地球防衛軍5』はどこが進化し『しあわせ荘の管理人さん。』はなぜこのグラフィックで『スクールガールゾンビハンター』はなぜ服が破けるのか―岡島プロデューサーインタビュー

「東京ゲームショウ2016」のディースリー・パブリッシャーブースでは、岡島信幸氏がステージイベントを実施。作品の魅力をユーザーに向けて直接発信していました。インサイドではそんな岡島氏にインタビューを実施。新作3本がどのような作品なのか伺ってきました。

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『地球防衛軍5』はどこが進化し『しあわせ荘の管理人さん。』はなぜこのグラフィックで『スクールガールゾンビハンター』はなぜ服が破けるのか―岡島プロデューサーインタビュー
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常に一風変わった作品を世に送り続けるディースリー・パブリッシャー。9月15日から18日まで開催された「東京ゲームショウ2016」では、新作ゲーム『地球防衛軍5』(PS4/2017年発売)、『しあわせ荘の管理人さん。』(PS4・PSVR対応/2017年冬発売)、『スクールガールゾンビハンター』(PS4/2017年1月12日)をプレイアブル出展しました。


またブースでは、これらの作品をプロデュースする岡島信幸氏がステージイベントを実施。作品の魅力をユーザーに向けて直接発信していました。インサイドではそんな岡島氏にインタビューを実施。新作3本がどのような作品なのか伺ってきました。

◆地球防衛軍5


――今回新作が3作品も発表されましたが、すべて岡島さんの作品だったんですね……。もしかしてTGSのために温めていたんでしょうか。

岡島:ゲーム開発って早まることがなくてだいたい遅れるんですけど、全部が丁度このタイミングになってしまいました(笑)。このタイミングでの発表を狙っていたのは1本だけで、他はたまたまなんです。正直。

――では『地球防衛軍5』からお話を伺えればと。

岡島:まずゲーム性の部分でいうと、『地球防衛軍』シリーズには変えてはいけない部分がありますので、そこを変えずに色々とパワーアップさせる方針で開発を進めています。現段階でお話できる部分ですと、まずビジュアル面ですかね。『地球防衛軍5』は、2015年に発売したPS4専用ソフト『地球防衛軍4.1 THE SHADOW OF NEW DESPAIR』よりもグラフィックが若干綺麗になり、敵を撃つと装甲が剥げるようになりました。シューティングで大事なのは“弾の当たっている感”なんですが、それをより実感できるようになりました。

――ストーリーは『4』の続きなんでしょうか?


岡島:世界観は一新されます。そもそも『地球防衛軍』シリーズは『1』と『2』、『3』と『4』でそれぞれ物語的には完結しているんです。なので『5』からはまた別の地球の物語でして、まだ人類が一度もエイリアンと遭遇したことのない状態からスタートします。


――何やら「カエル」らしきキャラクターも登場していますが……。

岡島:今までアリやクモなどの「超巨大生物」は出てきていましたが、エイリアン系が登場するのは『地球防衛軍5』が初なんですよ。手には武器をもって飛行艇からドーンと下りてきます。おそらく彼らは知的生命体なんでしょうね。だから、今までの敵は物量と質量、火力で攻めてくるタイプの敵が多かったのですが、本作で登場する異星人は戦術を使ってきます。引いたり回り込んできたり、建物に隠れたり弾を避けたりするんですよ。

まだ全ての情報をお伝えすることはできないので、今回はこの辺まででお願いします。

◆しあわせ荘の管理人さん。


――ついにVRゲームを発表されましたね。

岡島:マンションの管理人を題材にした企画自体はかなり前からあったんですが、アイデアだけがある状態で年月が流れていまして、PlayStation VRを見たときに「これを管理人の企画に入れればバッチリだ」と。それから開発をスタートしました。

――そもそもの質問になってしまうんですが、このゲームに終わりはあるんでしょうか。

岡島:恋愛ADVなのでもちろん終わりがあります。好感度や親密度といったパラメーターがあるタイプのゲームです。細かいシチュエーションはお教えできませんが、メインの3キャラクターだけでセリフ数が約2万8000ワードもあり、グッドエンドもあればあまりグッドでないエンディングもあります。

――バッドエンドも……。

岡島:あたりまえです。良いことがあれば、悪いこともあるのが人生ですよ!?


――グラフィックに関して賛否両論ありますが、狙いを伺ってもよろしいでしょうか。

岡島:例えばアニメ調だと本作で表現したい仮想現実感が薄くなってしまうんですよ。『しあわせ荘の管理人さん。』では、仮想現実をユーザーさんに体験してほしいんです。めちゃくちゃスタイルのいい女性が仮想現実感の強い世界に居ると、思わず「おお」と思っちゃうんですよ。それを表現するには、本作で採用したようなセミリアル路線がベストだと考えまして、そういう意味だと絶妙なグラフィックだと思っています。もちろん、さらに良くするために調整は行っていきたいと思いますよ。

――TGSではPS VR版が出展されていませんが、実際にPS VRで体験するとどんな感じなんでしょうか。

岡島:(インタビュワーとの間合いを50センチくらいに詰めながら)あのですね……この距離にいるんですよ。すごい綺麗な人が。思わず触りたくなりますね。こーんなおっぱいがあるんですよ、触りたいでしょ?え…?ない…そうですか……。いやでも近くて、すごく近くて、触りたくなりますよ。

――因みに『ドリームクラブVR』という可能性もあったのではないでしょうか。

岡島:可能性としては考えていましたが、ディースリー・パブリッシャーのPS VRタイトル第1弾としては、“日常的なシチュエーションで非日常が体験できる”というのを提供したいと思い、『しあわせ荘の管理人さん。』の企画を立ち上げました。『ドリームクラブ』のホストガールたちが働いているお店よりも、現実世界にあってもおかしくない女の子の部屋に行った方がVR的には絶対面白いと思うんですよ。だって女の子の部屋って『ドリームクラブ』とは違っていくらお金出したって入れないんですよ?まあ、ピュアな心を持っていないといけないのは一緒かもしれませんけどね(笑)

もちろんVRの世界での『ドリームクラブ』もアリかもしれませんが……それについては具体的なコメントは差し控えさせていただきます。

――では現段階で『ドリームクラブ』新作の予定はいかがでしょうか。

岡島:内緒です!当然『ドリームクラブ』待望論があるのは感じていますので、とりあえず構想はありますぐらいで(笑)。

◆スクールガールゾンビハンター


――本作は『お姉チャンバラ』の外伝という認識でよろしいでしょうか。

岡島:外伝というと少しニュアンスが正しくないかもしれませんね。『お姉チャンバラ』シリーズと世界観が同じというだけで、「実は本編の物語の裏でこんな壮大なことが起こっていた!」というような作品ではないです。

――なるほど。あと『お姉チャンバラ』と違い、メインのキャラクターたちは普通の女の子ですよね。

岡島:普通の女の子で、学校に閉じ込められて、わんさか襲ってくるゾンビを撃退する。そういったパニックガンシューティングです。ただ全員女子高生なので、彼女たちの間でいろいろ起こるわけですよ。抜け駆けしたり、食料を盗んじゃったり……。そういった、5人の女子高生たちの仲がバラバラな状態から一致団結していくストーリーになっています。


――『夏色ハイスクル』のインタビューをさせて頂いたときに「なぜキャラのパンツは毎日変わるんですか」と聞いてしまったので、今回も質問させて下さい。なぜ服が破けるんでしょうか。

岡島:だってゾンビが襲ってくるんですよ?常識的に考えて破けるじゃないですか!?

――な、なるほど。

岡島:え?え?普通ですよね(笑)。リアリティを求めたまでです。ただ一個だけリアルじゃないのは、下着だけは破けて取れないことです。

――なぜですか!?

岡島:発売できなくなるからです!それだけは避けなければなりません。というか想像して下さいよ。ゾンビが居ます、襲ってきます、服掴みます。……するとどうなります?

――破けますね。

岡島:ご理解いただけたようで。でも女の子たちだって、そんな些細なこと気にしないんじゃないですか。だって命がかかっていますからね。生き残るためには仕方ないんです。

――もちろんただ服が破けるだけじゃないですよね。

岡島:では少しゾンビの話をしましょう。ゾンビって目が見えているのか嗅覚でかぎわけているのか我々もわからないんですが、なぜか人間に向かって来ますよね……やっぱり鼻かな……。まぁそんな存在なんで、脱ぎたての服に反応してもおかしくないと思うんですよ。

――……え(笑)。熱に反応してるかもしれないし、匂いに反応してるかもしれないし、と。

岡島:そうそう。だから使用済みの服を置くとゾンビが反応してね……うん。つまり、『スクールガールゾンビハンター』では、女の子たちの服を囮にして戦うことができるんですよ。

――とりあえず普通のゾンビゲームでないことは理解できました。では最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

岡島:『地球防衛軍5』、『しあわせ荘の管理人さん。』、『スクールガールゾンビハンター』と、立て続けに発表させていただきましたが、どのタイトルもジャンルや楽しみ方などがまったく違う作品ですので、一つぐらいは気に入っていただける作品があると思います。よろしくお願いします!

――本日ありがとうございました。
《栗本 浩大》
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