今回は、先日行われたTGS2016のインディーゲームコーナーに出展されていたピグミースタジオブース『地球創世記~アナタはすでに神』のVR用デモ版を体験してきたので、そのレポートをお届けします。ピグミースタジオは他にも2タイトル『ボコスカウォーズII』と『ルナたん~巨人ルナと地底探検~』を出展していたので、そちらも併せてご紹介します。
『地球創世記』は敵である闇のエレメントを地球上から駆除していくアクションゲーム。いろいろな方向から次々と襲いかかってくる闇のエレメントを、味方である光のエレメントを周囲から集めて投げつけていきます。操作自体はとてもシンプルで、手元のトリガーを握ることで光を集めて、それを敵に向かって放つことで攻撃します。
ステージの雰囲気は落ち着いていて、集めた光がキラキラと輝く様子は綺麗でしたが、いざ闇のエレメントの襲撃が始まると少し緊張感のあるプレイに変化していきます。自分の体を使って状況を把握し、クリアを目指すというVRならではの体験がきちんと組み込まれている印象。しばらくプレイすると大きなクモのような生物が現れて、それを倒すことができればクリアという形になっていました。
本作は元々PS Vita用のタイトルとして開発されていましたが、業界でVRの熱が急激に高まっていることを感じ、急遽TGS向けにVR体験ができるデモ版を2週間で制作したとのことです。ピグミースタジオ初のVR開発ということもあり、今回出展したものは"研究作品第1弾"という立ち位置のようです。今後、『地球創世記』をVR用タイトルとして開発していくか、当初の予定通りVita用タイトルとして制作を続けるかは未定。
ピグミースタジオはこの他にも、『ボコスカウォーズII』と『ルナたん~巨人ルナと地底探検~』を出展。『ボコスカウォーズII』は、かつてのX1やファミリーコンピューター用タイトル『ボコスカウォーズ』の33年ぶりの続編で、当時のクリエイターが制作にあたっています。リリース日は2016年11月10日に決定しており、プラットフォームはPS4/Xbox One、価格2500円+税となっています。
『ルナたん~巨人ルナと地底探検~』は『moon』で知られるRoute24代表の西健一氏によるiOS/Android向け新規タイトル。先日の京都BitSummit4thでもステージイベントやブースにて情報が公開されていましたが、TGS2016では体験プレイや事前登録などでオリジナル電池パックを配布という豪華なイベントを行っていました。リリース日はまだ未定ですが、基本プレイ無料のアイテム課金制を採用するようです。
日本のインディーゲームスタジオとしてピグミースタジオの活動が今後も気になるところです。これからの動向や詳しい情報が気になる方は公式サイトやTwitterもチェックしてみましょう。
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