米ロサンゼルスで開催されたE3のスクウェア・エニックスブースにて、Io Interactiveが開発する最新作『Hitman』のプレゼンテーションが行われました。
プレゼンテーションを担当してくれたのは、Io InteractiveのリードオンラインデザイナーTorben Ellert氏とグローバルPRマネージャーのSven Liebold氏。6作目となる今回の『Hitman』は、そのシンプルなタイトルの通り原点回帰を目指した内容で、エピソード形式の本編は海外では3話目が配信中。1エピソードごとにオープンワールドの都市が用意されており、そこで自由な方法で暗殺を行えるシステムとなっています。全体のストーリーとして芯となる部分はあるものの、基本的には各エピソードは独立して楽しめるようになっています。プロローグを含む全7話で構成されており、それがシーズン1であるとしています。
今作はライブ的な体験に焦点をあてており、テレビドラマシリーズを毎週見ているかのようなゲーム体験や、「Weekly Mission」と呼ばれる期間限定のミッション、「Elusive Target」と呼ばれる失敗すると二度とチャレンジできなくなるミッションなど、現在進行形でしか味わえない要素が用意されています。さらにプレイヤーのアクティビティをトラッキングするシステムがゲームには搭載されているので、パッチを当てずともゲームが調整されていくのだそうです。
今回のプレゼンテーションでは、海外で7月19日にリリース予定の2つのサマーボーナスエピソードを紹介。過去作『Hitman: Blood Money』のオペラハウスミッションのオマージュであるというエピソード「The Icon」は映画撮影所が舞台。SFスーパーヒーロー物の映画を撮影しているこのステージには、巨大なエイリアンのセットにヒーローのコスチュームなどコミカルな要素が満載です。NPCキャラの会話に耳を傾けることは攻略において非常に重要で、ターゲットの居場所や周りの状況を知ることができます。また、映画の撮影中ということでNPCがある程度決まった場所にいるため、従来の『Hitman』らしいゲームプレイができるとしています。
NPCから衣服を奪い、変装して潜入するという要素は今作でも健在。変装した服装によって入れる場所が異なるので、うまく状況を把握する必要があります。「The Icon」ではややダサいヒーローのコスチュームもあるようですので、愉快なエージェント47が見れるかもしれません。プレゼンテーションの中で披露された暗殺方法は、爆弾を仕掛けたFunkoのPop!フィギュア風のおもちゃを路上に置き、警備員が近づいた瞬間に爆破するというユニークなものを見ることができました。
次に披露されたのはモロッコのマラケシュという都市のステージで、市場を舞台に暗殺や書類の回収を行うというもの。この2つが本編のエピソードとは独立したサマーボーナスエピソードとなります。今後リリース予定の本編エピソードは、タイとアメリカ、そして日本を舞台にしたものが予定されているとアナウンスされました。
日本のファンに早く届けたいと語るEllert氏とLiebold氏。シーズン1の最後には日本の皆さんがバンザイするような要素があるかも?と意味深な言葉を残していきました。
各ステージがオープンワールド型になっている今作は、潜入場所や暗殺方法は多種多様。過去作のようにターゲットに近づいて銃で暗殺することもできれば、さまざまな罠でおびき寄せて自爆を誘うというピタゴラスイッチ的な暗殺方法もあります。エピソードごとに繰り返し遊べる仕様なので非常に長くプレイできそうです。
『Hitman』はPS4/Xbox One/PCでリリース予定、国内発売は決まっていますが発売時期は未定です。
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