2014年12月16日にPC版が正式リリースし、4月3日よりSteamでも配信が開始されたスペースシム『Elite: Dangerous』。Metacriticの平均スコアでは80点をマークし、Steamでの配信開始以来、ストアランキングで上位を維持している本作の魅力を、プレイレポートと共にお送りします。
■スペースシム『Elite: Dangerous』とは
所謂スペースシムに分類される本作。公式のジャンル表記では「MMOスペース貿易と戦闘シミュレーター(MMO STACS)」で、要するにオンラインで広大な宇宙を舞台に貿易や戦闘が楽しめるゲームです。
各勢力から任務を受けたり、ステーションのマーケットで交易品を買って別のステーションで売って利益を上げたり、小惑星で採掘したり、海賊として貿易船を襲撃して盗品を売り払ったり、逆に賞金首を追いかけてバウンティーハンターとして生計を立てたりと、やれることは多種多様。プレイモードもオンラインの「オープン」とシングルプレイの「ソロ」、そしてフレンドと遊ぶ「プライベートグループ」があり、襲われたくない時は1人気ままに遊ぶことも可能。セーブデータはサーバーで管理しているので共通です。
■小さな船とたった1000クレジットで宇宙に放り出される
まずは、トレーニングモードで宇宙船のコントロールやステーションへのドッキング、戦闘を一通りこなしてから本編をスタート!すると宇宙の一角にある星系の中を巡っている惑星の周りに浮かんでいる宇宙ステーションから、スペースパイロット人生が始まります。
最初の宇宙船「Sidewinder Mk.I」、安くて汎用性が高い
説明もチュートリアルも無いため、最初は何をすればいいのか分からないかも知れませんが、『Elite: Dangerous』は何をしてもいいのです。とは言え、何をするにもそれなりの資金が必要。船を動かすだけでも燃料代がかかります。初期の船と資金では、何をするのも苦しいので、まずは資金を増やしていくことを目標にすると良いでしょう。
■まずは資金調達!
と言うわけで、資金を獲得する手段を探します。初期状態でおすすめはスターポートサービスの「Bulletin board」から受けられる「オーダー」をこなすこと。簡単な配達から密輸、暗殺まで様々な仕事があります。
配達オーダー「Scrap3つをNGALIBA星系のKINGSMILL SETTLEMENTに届けてくれ」という内容
今回は配達オーダーを実践。上の画像を見てもらうと六角柱に→のマークがあるのが分かると思います。これが配達オーダーで「~のステーションから~のステーションまで、この~を~個運んでくれ」という内容です。
オーダーを受けたらカーゴに荷物が入っているので、後は「LAUNCH」を選んでスターポートから離脱。ギャラクシーマップで届け先の星系を確認し、ハイパースペースジャンプで星系間航行します。この辺の操作はトレーニングで受けられるので割愛します。
届け先の星系に到着するとドデカイ恒星が目の前に!ハイパースペースジャンプ後は、惑星間超光速モードなのでうっかりすると数秒で恒星に突撃して消し炭になるので注意しましょう。ナビゲーションシステムを開いて確認した届け先ステーションに向かいます。
目標に十分に近づいたら惑星間超光速モードの解除シグナルが出るので、手動で解除します。目標ステーションに近づいたらドッキング要請を出し、管制より指定されたランディングポートにドッキングします。
後はスターポートサービスから「Bulletin board」を開いて、ブツを渡すだけ。これで配達オーダーは完了です。序盤の資金稼ぎにはこの他にも交易などの手段がありますが、それはまた別の機会に……。
配達中や貿易中は稀に宇宙海賊に襲われることもあり、非常にスリリング。オンラインだと更にプレイヤーによる襲撃の可能性もあります。
■広大な宇宙で一旗あげよう
銀河の全景、驚くべきごとにこの点みたいなひとつひとつが星系で全てに名前がついている
資金を調達すれば、今の宇宙船を強化するなり、新しい船を購入するなりして、活動の幅を広げることが出来ます。宇宙船も戦闘機から採掘船、輸送船、探査船などの分類がありますが、輸送船に武装を沢山積んで武装商船にしたりも出来ます。まずは何がしたいのか、あなただけの目標を決めるとよさそうです。舞台は広大な宇宙、大きな可能性のある場所なのですから。
*記事内の誤字を修正しました。