ざっくりと説明すると、「RoomAlive」は壁や床をモニタにして部屋の中をインタラクティブなゲーム空間に変えることができるコンセプトシステムです。以前公開された映像を投影するだけの「Illumiroom」とは異なり、ユーザーは映しだされたコンテンツにアクションすることができます。映像中でも披露されているように、たとえばユーザーがモンスターに触れると、それをシステム側が検知してモンスターを消え去る映像が映しだされるのです。
「RoomAlive」は天井に設置された6台のKinect&プロジェクターユニットにて動作しており、ユーザーが存在しない状態で部屋のモデルを作成しています。それぞれのユニットが個別に自動測定と自己位置の推定をしており、どのような形状であり家具が配置されていても動的にコンテンツを部屋へ適応させます。
また「RoomAlive」のシステムは部屋の3Dモデルや水平面と垂直面の位置情報をゲームエンジン「Unity」へと出力することが可能で、ゲームデザイナーが「RoomAlive」を通したゲーム体験をより容易に構築できることがアピールされています。
現時点ではコンセプト検証段階である「RoomAlive」。一般ユーザー層にも広く普及するかはコストが大きな鍵となりそうですが、ヘッドセットからヴァーチャル空間を覗くのではなくプレイヤー自身がヴァーチャル空間の中に入るコンセプトは非常に興味深いものです。
関連リンク
編集部おすすめの記事
ゲーム機 アクセスランキング
-
国土交通省主導の日本全国3D都市モデル化プロジェクト「Project PLATEAU Ver1.0」公開
-
Xbox版Meta Questが発売? Meta Horizon OS がApple Vision Pro並みになる隠し球とは【特集】
-
【Steam Deckお悩み解決】日本語入力のやり方は?スクリーンショットの取り出し方は?
-
『フォートナイト』同梱のXbox One Sバンドルが海外発表! 限定スキンも付属
-
「PS Vita」「PS Classic」アフターサービス受付4月25日終了―事前申し込みや送付期日に注意
-
Steamゲームのコントローラー対応がわかりやすく!PS系を中心に対応表記が大幅拡充
-
ポータブルゲーミングPC「ROG Ally」が日本でもお披露目! 6月の発売に先駆け、メディアイベントで触り心地をチェックしてきた【イベントレポート】
-
PS4 Pro/Xbox One X/スイッチ内蔵のモンスターゲーミングPC「Big O」が爆誕!
-
2,780以上のゲームボーイ系ソフトに対応する携帯機「Analogue Pocket」海外で2020年発売
-
『狼と香辛料VR2』リリース!アニメは「見る」から「体験する」へと進化する