ラスベガスで行われた国際家電ショーCES 2014にて発表されたゲームストリーミングサービス「PlayStation Now」ですが、英国のニュースサイトCVGが行ったインタビュー内で担当者から「ユーザーが今まで購入してきた所有済みタイトルをPlayStation Now上で無料でプレイすることは“現状では不可能”としている」との発言がありました。
SCEAのマーケティングディレクターであるJohn Koller氏は、「ユーザーがPS4本体にPS3のゲームディスクを挿入して、それを“購入済みゲーム”として認識させ、(PS Nowの)ストリーミングでのプレイをアンロックさせることは可能でしょうか?」との質問に「現状では考えていない」とコメントしており、所有済みタイトルをPS Nowでプレイする際の必要価格についても「割引などが適応されるかどうかは現在検討中」と語っています。
「PlayStation Now」は過去にリリースされたPSタイトルを様々なデバイスでプレイすることが可能なクラウドゲーミングサービスとなっており、Gaikaiをベースにしたストリーミング技術が注目を集めていましたが、このインタビューによってその販売形態が部分的に明らかになったようです。
今後はPS4およびPS3向けにPS3タイトルのストリーミングサービスを展開し、PS Vitaやソニーの液晶テレビ「ブラビア」の米国モデルなど様々なデバイスにも対応していく予定ですが、現状では不明瞭な点が多いままの模様です。ストリーミングサービスだけあってゲーム操作に対するレイテンシーなども大きな課題となっていますが、今回のインタビューによって判明したソフト資産継承におけるネックが今後「PS Now」にどのように影響していくのか、続報が気になるところです。
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